Rugir Pickupsのレシピを考えるときには、ビンテージ系ピックアップの仕様を参考にしつつ、それらをどのように変えて出したい音に寄せていくかを考えます。
ですので仕様表は大事な指針の一つです。
モデル名/使用線材/ターン数/巻き方向/直流抵抗値/使用磁石
PE-プレーンエナメル、CW-時計回り、CCW-反時計回り
PAF:42PE、5000(1ボビン)、CCW、4.0、A2orA3
P-90:42PE、10,000、CCW、8.0、A3orA5
DirtyFInger:44PE、8000、CCW、12PP全てネジ、セラミック(インダクタンス不明)
PAFが低出力であることがわかりますね。
プレCBS期:42、約8000、CW、5.8K→6.4K、N上→S上、A5、手巻き、全PU同じ磁極向き、スタガードPP、ワックスポット
CBS期;42PE、7600ターン、CW、5.8K、A5、S上、機械巻きグレーボビン、フラットorスタガード、ラッカーポット
現行ストラト
’56:(42)F、2.6H、5.8K 、A3 (フロント、ミドル、リア全て)
ビンテージ系は2.6H~3Hとなっています。
TexSpecial:PE、6.2K・6.5KRWRP・6.9K
テレキャスター ブリッジ
50-51:43PE、8000、CCW、8.0K、A5 N上
51-64:42PE、9200、CCW、7.5K、A5 N上
60-70's:42PEorPoly、7800、CCW、6.4K A5、S上
スチール亜鉛メッキベースプレート→銅メッキベースプレート
スチールであることに意味があります。安いのは鉄ではない素材のものがありますが、ベースプレートはシールド目的ではありません。
テレキャスターネック
50-60's:43PE、8000、CCW、7.7K、A5、S上
60-70's:43PE、7800、CCW、6.9K A5、S上
70年代終わり以降はRWRPでハムキャンセル効果を狙う。
ボビンが細いのでその分線径も細くしています。
ジャズマスター:42F(ヘビーフォームバー)、8500、CCW、6.3K、A5、S上
Mustang:42F、7600、CCW、5.9K、A5、S上
PRS(1995年仕様リスト)
HFSトレブル:43、8000、15K、セラミック
VintageBass:42、5870、8.5K、A2、
Dragonトレブル:44、8000、19K 、セラミック
DragonBass:42、5550、8K、A4
トレブルとBassの差が極端ですね。ハイパスつけている理由です。
ご参考になりましたが?
ダンカンは全モデルのチャート表がちゃんとありますがインダクタンスは載っていませんね。企業秘密でしょう。