カスタムオーダー頂いたG&Lのピックアップ交換前と後の音源をアップします。
聞き比べてみて頂ければと思います。
こちらが交換前です。
ついていたピックアップはG&Lのネームが入っていますが、交換された跡があるので、元々のものからアップグレードされているかもしれません。
こちらが交換後です。
音源を採ったのが夜だったので、おとなしく弾いています。
付いていたPUを計測してRugirと比較しました。
G&L-ダンカンSSL2x3、ミドルはRWRP
フロント:G&L3.1H/6.4K/133pF、Rugir2.8H/7.3K/76pF
ミドル:3.0H/6.5k/122pF、 3.0H/8.4K/75pF
リア:3.1H/6.5K/122pF、 3.74H/8.5K/61pF
G&Lは3つともほぼ同じ値です。Rugirの方は狙いによりインダクタンス値を変えています。抵抗値は狙いに則して使用した線径によって結果的に高めの値になっています。
例えばミドルとリアの抵抗値はほぼ同じでもインダクタンスは全然違いますね。
G&LはAWG42で巻いていますが、Rugirの方は0.05㎜、AWG42、0.07㎜を使用しています。実はPUの高さもリアは狙いをもって変えています。
出音以外で大きな違いはキャパシタンスが4割くらい低いことです。それでノイズが減っています。
G&Lのトーンは特殊で、ローカット・ハイカットとなっていて、2つのノブで好みに応じたトーンを作れるようになっていて、調整幅の広いものです。ブレンダーに近い感じでしょうか?
使い慣れていないので、リアのSRV風の音は追い込めていない感じになっています。もう少し中音域よりの音を出したかったのですが。残響感はそれなりに出ていると思います。ミドルはカッティング中心で鋭い分離感のある音を狙い、スクープ系の感じも混ぜています。フロントはミドルより少し豊かな感じで、かつ分離感ありとのリクエストでした。