G&LのASAT Tribute テレキャスtypeのPU交換を頼まれたのですが、六角レンチでPPの高さ調整をするタイプで、サイズ的にはミニハムの少し幅広のものでした。
どんな構造化かわからなかったので開けてみたところ、シングルコイルでボトムにセラミック磁石を置きつつ、ボビンの高さが極端に低い、ジャズマスター的なものでした。
ご要望が分離感強めですっきりタイプとのことで、六角ネジ式は外筒とネジがある分磁束線が幅広になって分離感が出ないので、アルニコロッドに差し替えて、完全なジャズマスタータイプにしました。
元のPPの径が6㎜強だったので、リアは丁度1個分手元にあったクォーターパウンドタイプを使用しました。フロントは普通の0.18インチ(約5㎜)しかなかったので、カバーの穴径6㎜+との差を埋めるべく、パーフリング用のt=0.3㎜のABS薄板をロッドに巻いて隙間隠しにしました。加工法は、パーフリングを長めに切って、アルニコに巻き、レンチで押さえてヒートガンで熱をかけてなじませる というやり方をしました。温度が下がって固まったらアロンアルファで固定しました。
パーフリングは薄くて熱に弱いので、ポッティングはやめてセラックニス含侵でワイヤーを固定しました。音出しは明日になると思います。
下がリアのQパウンドです。
カバーをつけるとこんな感じです。
出力はストラトより高め、ハムより低めの3.5H と4Hです。どんな音になりますか、楽しみです。