テレキャス用にフロントはハムサイズのワイドレンジハムバッカー、リアは手持ちのシングルスタックのリワウンドをご注文頂いています。
ワイドレンジは、アルニコ3が12本で、うち6本は手でネジを刻んでいます。しかしながら粗い螺旋なので、あまりうまく高さ調整はできません。旋盤で引ければよいのですが、さすがにそこまで機材はないです。でも構造はクニフェの本物と同じです。
カバーはニッケルでメッキ無しのもので、50㎜ピッチにしています。
リアはほぼストラトと同じ高さのボビンの2つ重ねで、かなり高いです。
元のものはそれほど高くないもののようで、使用している線材はポリウレタン被膜のAWG42くらいのものでした。特徴は上下ボビンの間に鉄製のヨークが入っていて、ここで磁力を出して磁界を狭めてパワーを出していることでしょうか。
今回はフロントがハムで出力が高いので、リアも少し出力を上げてバランスを取るようにします。上下スタックの場合、下ボビン分は弦から遠くてあまり出力に関係ないので、いつも上は出力高めに、下はかなり低めに巻いています。(通常のストラト用だと8000ターン+2000ターンくらいです ー 今回のものは6000+6000くらいでしょうか)。今回は下のボビンが大きいのでもう少し巻き数差を少なくする予定です。