Rugir Pickups’s blog

手巻きピックアップビルダーの制作解説などギター関連ブログ

三度のシャリシャリさん TEJ サスティナーHB 音源 Rugir Pickups

以前PUを作ったシャリシャリさんから、フェルナンデスのTEJのPU巻きなおしを頼まれました。同時に内部配線もビンテージに交換。それから弦高を低くしたいとのご依頼でした。PUはコイルタップでシングルにもしたいとのことです。

サスティナー付きは初めてです。

フロントPUの位置にサスティナーPUがついているので、リアハム1発になります。

トーンポットも交換しようと思っていたのですが、触ってみるとセンタークリックだったので、調べてみたら普通のトーンポットではないので、こちらの交換はあきらめました。

HBは上ボビンの出力を上げてコイルタップ時にあまり音量差がでないようにしています。これもご要望。

https://youtu.be/LpZDE8kpHX8

かなり明るめに仕上げています。

8H 13Kとかなり出力高めです。巻き方はキャパシタンスが小さい巻き方にして抜け狙いです。

HBで歪ませたときにサスティナーをオンにして、harmonicにすると、少しハウリましたが、一晩寝かせたら落ち着きました。

オリジナルはナイロンローラーナットでしたが、アームは使わないとのことなので、音重視でボーンに交換してあります。弦振動の減衰が少なくなり鳴りアップ。

ローラーナットは弦高調整がしにくいですが、ボーンにして1弦づつ高さを調整しました。同時にネックポケットにシムを追加して、高さを稼いで、サドルで調整できるようにしつつ、フレットも3本高さチェックして、高いところを削って調整してあります。

ロッドナットが馬鹿になっているとのことでしたが、正常で締められる状態でしたが、締めすぎで指板が波打っていたので、一度緩めてから再度締めて、ごく順反りに調整してからフレットすり合わせしています。PU巻きなおしよりもフレット調整に時間がかかりました。