しばらくご無沙汰してました、テレキャスフロント用のツイードスペシャルをご用命いただきました。
金属でカバーすると、出力が3割ほど減って、音が中音側へ寄ります。テレのフロントが籠りがちな音になるのはそのためです。
ちなみに、80年代にロックがよりラウドになったときに、カバードのハムバッカーのカバーをこぞって外していたのも同じ理由です。海外サイトにカバーありの場合の影響をオシロスコープ画像で示したものがありました。
より高出力で元気のよい音にするにはカバーを外せばよいのですが、金属カバーも捨てがたいという方用に、切り欠きを入れたカバーにしつつ、そこをフェンダーのツイードアンプ用のキャンバスでふさいだのがツイードスペシャルです。今回はキャンバスの上をUV樹脂で覆って、段差のないカバーに仕上げています。
ちょっと色味が沈んでいるかなとも思いますので、今後更に改善したいと思います。