断線していたPUのワイヤーを切ったところです。
ワシャワシャしている部分はポッティングされていないところで、ラッカーポットのせいか、表面の2㎜くらいしか固まっていませんでした。かなり浅いです。
更にワイヤーを取り除いて、錆が出ていないか確認してみました。
5弦・6弦の磁石の拡大ですが、錆が入っています。
そんなに大きくはないのでここで断線していたかはわかりませんが、内部断線のほとんどは磁石の錆だと思います。
RugirPickupsでは、磁石の固定と水分の侵入防止のため、ボビン板と磁石の隙間に瞬間接着剤を流しいれた上で、薄いテープを磁石に巻いて錆防止をしています。
その他の工夫として、ストラト用の場合、コールド側のワイヤーをハトメのあたりで切ってしまっても1回は修理できるよう、ワイヤーに余裕を持たせてハトメでハンダしています。
余談ですが、当方では、ワイヤーとリード線を直接絡げてからハトメにハンダで固定しています。そうでないとせっかくの信号がハンダの音になってしまいますので。