前にシグネチャーモデルということでジミヘン風PUについて書きましたが、今日カスタムギター搭載用に新しく制作してみました。
フロント 3.3H・7K、ミドルはRWRPにして3.0H・5K と比較的ビンテージよりで少し強めですが、リアは 7.5H・14K とホットです。前作は4.5Hですので、体感的には2倍くらいのパワーになります。ここまで上げるとさすがにハウリングが気になるのでシングルスタックにしました。
いずれもPPの下にセラミック磁石が入っているタイプで、リアは下にバルカンファイバーのストッパーを取り付けて、磁石に直接ワイヤーを巻いています。
上の通常ボビン部で9200ターン/11K、下のスタック部分で2000ターン/3Kです。
インダクタンスは上だけ巻いた時点で7.5H→下を巻いたら7.2Hと少し減少しました。
最終的には7.5Hです。パワーが有る分レゾナントピークは下がるので逆にピーキーさは少なくなるのですが、それでも高音の伸びが長いです。また最後の方は自然にフィードバック音になるので、うまく弾くには右手ミュートを多用する必要があります。
テスト用のダンエレクトロの歪みをマックスまで上げると、ほぼハムの音になります。それでもシングルらしい分離感も残るので、結構使いやすくてバンドで抜ける音だと思います。
リップスティックは磁石にダイレクトで巻いたので、同様にしてみたら成功でした。PUの高さも変わらないので、キャビティーを掘る必要もありません。
ポールピースはリバーススタガードでリアだけ1-6弦はもとのスタガード通りです。