フロントはビンテージ風、ミドルはカッティングメイン、リアは太目 というリクエストで制作しました。
フロントーPre-CBSのリッチなトーンを狙い、2.7H、残響多め、揺れ多め、キャパシタンス多め で中音域に寄せています。
ミドルージョンメイヤータイプでスクープ系、2.7H、残響少な目、揺れ細かめ、キャパシタンス少な目、で高音寄りで歯切れよく。
リアーSRVタイプで、3.3Hと少し出力を上げて、残響多め、揺れ多め、キャパシタンス多め、中音よりで激しい歪みに対応。巻き数が多いのでPE43を使用。
ポールピースの高さはタイプによりそれぞれ変えてあります。またポールピースのトップ形状も変えてあります。マグネット（アルニコ５）の長さも1.2弦PPは短いものを使用して、少し高音を抑え目にしてあります。
Pre-CBS、ジミヘン、ジョンメイヤー といったタイプも良いですが、バンドでいろいろなジャンルの曲を演奏する場合は、こんなコンビのものが対応幅が広くて実戦的とも思います。リアだけシングルスタック というのも良いですよ。
当方のシングルスタックは、セラミック磁石でハムキャンセル分はボビン下の磁石に巻いています。そうすることで、パワーを犠牲にしないでハムキャンセル効果を出しつつ、巻き数差が大きいのでシングルらしさを維持できる という仕様にしています。ノイズレベルはハムより大きいですが、RWRPのハーフポジションと変わらないくらいです。
