いままでジャーマンシルバー製のカバーはメッキ無しで、ご要望に応じて磨き仕上げとレリック仕上げどちらかにしていたのですが、簡易メッキセットを入手してメッキできるようになりました。
むらはあるのですが、耐食性もありますので、ご要望に応じてメッキ仕上げもできます。
こちらが制作中のオープンタイプカバーで、表面を切り欠いて作ったうえでメッキをしています。
裏面はメッキしていないのですが比べてみてください。少し白っぽいです。
メッキの場合、メッキ槽の準備や余ったメッキ液の処理などが面倒なのですが、こちらは槽不要でペン先のフェルトにメッキ液を浸み込ませて電着させる、ペン型簡易メッキセットです。
銅メッキ、ニッケルメッキ、金メッキの3種類がセットになっています。
銅とニッケルは結構きれいにできますが、金はかなり薄いです。厚付け用の電解液もあるのですが、セットには含まれず金額も高くなります。
これがあると、メッキされたカバーに穴あけ加工をしたときに真鍮の地肌が出たところを塗装ではなくメッキで補修できます。
アルニコ磁石のメッキも試したのですが、銅はきれいに乗り、ニッケルはそこそこ、金はやはり薄いです。磁石の錆対策に使えます。
ポイントは脱脂です。