制作していました、P90ドッグイヤータイプです。
リア1発向けにつくっていますので、レスポールジュニアにピッタリです。
それほど出力をあげず、かつ中音よりになるようなレシピで制作しています。
音源の後半でホテルカリフォルニア風の音を作っていますが、リアのシングルらしくない太い音ができていると思います。
出力低めだと高音寄りになるのですが、巻き方である程度抑えています。
勝手な印象ですが、ジュニア使いのギタリストはハイゲインよりもクランチプラスくらいであろう、ということで、響きがリッチになるようなレシピで作ってます。
スペックですが、PE42ワイヤー、アルニコ2ラフキャスト磁石、49.2㎜スラント&ローカバー、ジャーマンシルバーベースプレート、1芯メッシュシールド線、ワニス含浸ポット、ベークライト製ワンオフボビン となっています。今回は前回のP90セットと異なり、ワイヤーを直接バラ線のリード線にはんだ付けすることで、より生々しい出音を狙っています。
計測値は、5.5H/6.8KΩ/134pFとなっています。
こちらが前作のP90セットです。アルニコ5で出力高めです。音は硬めとなっています。
ちょうど探していたという方に落札頂きました。
手巻きのP90ドッグイヤータイプはあまりないですね。
そしてこれが、その前につくったものです。
インダクタンスは新作とほぼ同じですが、違いはアルニコ3、フルポット、若干ボビンの巻き径が大きい、といったところです。新作の方が少し残響多めにしてあります。