ポールリードスミス(PRS)のCUSTOM22は自分のメインギターです。
1本だけライブに持っていくならこれですね。
カスタム22の初年度生産のもので、通常の22とは次の点で異なっています。
・ポジションマークがドットではなくバードインレイ
・セレクターが5WAYロータリーでなくトグル
・トーンポットがコイルタップ
・固定ブリッジ
これらの仕様はマッカーティーモデルと同じで、当時はオプションで選択できたようです。ロータリーよりトグルのほうが断然使いやすいです。
ペグはイーグルロック、ヘッドサインはまだ手書きのころで、バックのキャビティー蓋にポールさんのサイン入りでした。剥げないように外して保管してあります。
現行にちかいSE Custom22 がこちら。
韓国製、ペグがロック式でない、など学生デモ手の届くというコンセプトのStudent Edition(SE)です。サンタナが提案したそうです。
PRSについて黎明期からの歴史やモデルを解説した本がこちら。英語です。
写真がきれいで、実に「映え」るギターですね。
カスタム22と24の違いについては本に解説があります。
上が22、下が24、で2フレットの分ネックが短いです。スケールは25インチと同じなので、その分ブリッジが下に移動し、リアPUの位置も後ろになっています。
なぜ22フレットにしたか?この本によると24のネック剛性に不満をもったポールさんが、ネックを短くして剛性を上げて、反りにくく音の伝達を良くしたいと考えたそうです。22の前身が有名なドラゴンギターで指板全体にドラゴンのインレイが入っている芸術品ですが、こちらが22フレットでした。
弾きやすくてタフな相棒です。