たまには自分のギターということで、メインギターのPRSを紹介します。
これはカスタム22で、発売初年度の93年製です。94年に工場を移転する前のpre-factory期と言われる時代のものです。
PRSは85年創業としていますが、それ以前から手作りギターをポールさんたちが仲間と作っていて、85年はCustom24を発売した年としています。とはいうものの、まだ工房規模で、ニューヨークなどに行商に行っていたとのことです。確か88年に工場規模に拡大し、生産量が増えて94年95年にまた大きな工場を建てて移転しました。
移転前はCNCルータではなく、トレーサーでボディーを切り出していて、かなりハンドメード要素が高かったようです。
さて最初に成功したのがCustom24で、24フレットのダブルカッタウェイモデルですが、その後22フレットのドラゴンギターを制作し、それをもとにCustom22を開発・販売しました。ピックアップも新規開発したのでドラゴン2という名前がついています。
Custom22はドットインレイのロータリーセレクターが標準仕様ですが、当時はオプションでいろいろ選べたようです。本機はバーズインレイで、なおかつトグルスイッチ+コイルタップになっていて、マッカーティーモデルと同様の仕様になっている、珍しいオプション品だと思います。
自分はコイルタップはせず、主にリアPUで弾いていますが、PRSの良いところは、工業製品としての品質が高く、個体による当たり外れが少ないこと、コイルタップ含め広いジャンルの音楽に対応しやすいことで、1本だけ持って行っていいと言われたら、こいつを持っていきます。
音源採りですが、今回からギター用としゃべり用のマイク2本で音を採っています。しゃべる言葉は聞き取りやすくなったかと思います(知人に指摘されて)。
マイク2本をRCFの6チャンネルミキサーに入れて、ラインアウトを携帯の3.5㎜プラグに繋いでいます(古いSEなのでまだプラグ穴がありました)。
部室に置いてあった機材が置けなくなって、戻したおかげでした。