ポッティングは余計なハウリングを防ぐ重要なもので、パワーが上がるほど必要になります。
普通はコストダウンのため、合成されたパラフィンを溶かして漬け込みます。
さらにコストダウンする場合は、ピックアップを巻き終えて、リード線を取り付け、保護テープを巻いて、ハムの場合はカバーも取り付けてからポッティングします。
こうすると、ハンダ付けが楽で余分なワックスの拭き取りも簡単になります。
デメリットはワックスの含浸が不十分になるので、マイクロフォニック効果によるハウリングが起きやすくなるので、パワーが上げられないことですね。
パラフィンは融点が少し高く、また固まると蜜蝋より硬いので、熱によるボビンの変形とワイヤー切れの心配があります。
Rujirでは、蜜蝋100%でポッティングをしています。先日塊で購入しました。
なお、出音に厚みとニュアンスを持たせるために、意図的にポッティングを浅くする、ハーフポッティングというレシピにするときもあります。ビンテージ系で出力控えめの時ですね。