Rugir Pickups’s blog

手巻きピックアップビルダーの制作解説などギター関連ブログ

バスカーズ制作中2 Rugir Pickups

バスカーズの製作風景レポートします。

ピックアップは巻き終えて、ポット類をPGに搭載して電装系は完成しました。

ちょっとごちゃごちゃしていてすいません。

左にある小さいはさみが昨日ハンズでかったもので、切れ味抜群で細かい作業(余ったPUワイヤーを切るとか)とケーブルの被覆剥きにとても使いやすいです。

被覆剥きにはワイヤストリッパーも使えますが、サイズが合わない時があったり取り回しが面倒なので、いままではニッパーで切れ込みを入れるかあるいは焼いてカッターで削って剥いてました。このはさみだと軽く力を入れることでうまい具合に被覆が切れて、ぐるりとまわして引っ張るとスポンと被覆が取れます。

f:id:rugirpickups:20201115114919j:plain

ポット周りのアップがこちら。リアポットのアース線のハンダがほんのちょっとなことがわかると思います。ハンダの濡れ性が高いと(溶けやすいと)できる技です。濡れ性はビンテージ系の方が良いことが多いのであまり高くないビンテージを使ってます。250円/mくらいです。ケスター44が100円/mくらいですので、音質を考えるとお得だと思います。

f:id:rugirpickups:20201115115327j:plain

内部配線はウェスタンエレクトリックのビンテージ単線で、5m×3色撚りで2000円くらいとお買い得でした。コンデンサーはビンテージのオイルで耐圧1000Vと高めのものを使い、音に深みを出す方向で選んでいます。PUがもっとビンテージよりで、枯れた出音を狙う場合は、耐圧のもっと低い100Vなどを使っています。

ロゴはシェルインレイにして、沈めています。隙間に暗色の塗料を入れてシェルを際立たせる予定です。その上からエポキシ樹脂を流し込んで、平滑にするつもりです。

f:id:rugirpickups:20201115115904j:plain

この後の工程はインレイの仕上げとネックの塗装、ウェイトの鋳込みと総合調整になります。フレットは高さ調整の上擦り合わせ・肩の成形済です。

購入者様のイニシャルを入れることもできますね。まさに自分用のカスタムになります。