Rugir Pickups’s blog

手巻きピックアップビルダーの制作解説などギター関連ブログ

プリボラとの比較 Rugir Pickups

ムスタングPUの試奏のために、付いていたプリボラを取り外しましたので、ついでに計測して、ヤフオクに出品しました。お皿はウィリアムモリス柄です。

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VooDooモデルで、少し出力高めのものです。

フロント:2.77H、6.2K、67pF

ミドル(RWRP):2.85H、6.4K、76pF

リア:3.3H、6.6K、92pF

Rugirの似たものと比較してみます。

Pre-CBSモデル (中音域よりにするため、キャパシタンスを上げています)

F:2.67H、5.6K、223pF

M:2.86H、5.8K、138pF

R:3.1H、6.2K、191pF

インダクタンスに対し、抵抗値が低いのは、巻き数がプリボラは多いのだと思います。キャパシタンスは巻き方で意図的に上げています。

もう一つ、枯れた音を狙って制作したOldfieldモデルはこうなっています。

F:2.5H、5.5K、83pF

M:2.6H、5.4K、78pF

R:2.7H、5.8K、94pF これはキャパシタンスを意図的に下げた巻き方にしています。

やはり抵抗値が低いですね。プレーンエナメル42を使用しているので、プリボラのUEW(多分)42よりも同じ巻き数でも抵抗値は高めに出る筈ですので、2割くらいは巻き数が違いそうです。その分ノイズは載りにくくなります。

機械巻き手ガイドと手回し機手ガイドの違いでしょう。