ニッケル製メッキ無しのカバーで制作した、PAF系のハムバッカーが完成しましたので試奏音源をアップしました。後半は調子に乗って、BD2とフランジャーで遊んでいます。すいません。
フロントは中音寄りにしつつ、低音ブーミーになりすぎないように、リアは分離感ありという作りにしています。リアは比較的枯れた音ですが、歪ませるとジミーペイジ風のような抜けの良い感じになりました。
色は落ち着いた光沢のないものです。
加工前のメッキ無しとクロームメッキを比較してみました。
高いPUには高いニッケル製のカバーが使われていて、レリック加工もやりやすいですが、通常は真鍮に銅メッキをした上にクロームメッキをしているもので、クロームメッキを剥がすと銅色が出てきます。
この前に制作した青黒色のものは、銅メッキ部を加工しましたが、下のものは銅メッキ部分に緑青を付けたものです。クロームメッキを薬品で落として銅を出し、それを加工しています。ちょっと緑すぎるので、少し落とすといい感じになると思います。
ついでに、ビンテージLPのゴールドトップ塗装の一部が緑に変色するのや、ホワイトファルコンのゴールドエスカッションが緑になるのも、銅成分が錆びて緑青となっているためです。
いまヤフオクに1セットメッキ無しカバーを出していますが、あと手持ち3セット残あります。