ビンテージ風の鈴なり的なものというご要望で制作しました。
フロントは少し出力低めの2.5Hにしてあります。オリジナルセットはフロントセンターリアとほぼ同じ出力で、リアがペンペンすぎて使えない(リアトーンが効かないようになってたこともあり)という評価が多いので、センター・リアと出力を上げて、キンキンしすぎないようにしてあります。最近のPUはほとんどこんな感じですね。
今回は新たな工夫として、磁力を低くしてあります。
先だってGuitar Graphic vol.6 という1996年発行のMook本をたまたま買ったのですが、それに54年~82年のストラトの詳細データが載っていました。
それによると、54年PUの磁力が740(単位がマイクロテスラかガウスか不明)であるのに対し、55年以降は1300程度と倍半分違っています。
結果がこちらです。
今回のものがピックアップの真上1cmくらいのところで計測して551.8マイクロテスラだったのに対し、別の良く使っている着磁済のものは2680.2MTと5倍くらい違いました。この差が音にどれくらい影響するのかはよくわかりませんが、何か違いはあるのだろうと思います。
磁石は着磁していないものと着磁済のものを併用しています。いつもは目いっぱい着磁して使っていますが、今回のトライアルで低磁力版が作れることがわかりました。
磁力計は無料のToolboxというアプリに入っているものを使いました。