Rugir Pickups’s blog

手巻きピックアップビルダーの制作解説などギター関連ブログ

54オマージュ ストラトセット、Rugir Pickups

トールGであとはお任せというオーダーを頂き、その前に制作した54的なPUをご覧いただいて、それよりもブライトでクリアなもの、とご要望頂きました。

2つのPUの仕様を比較してみます。

今回(前回)

磁石:アルニコ5(同左)

着磁:低磁力(同左ですが少し低め)

スタガード:トールG(同左)(3弦(D)は4弦より少し低め)

ワイヤー:フロント・ミドルーHFV42、リアーシングルFV(PE42)

リード線ホット:フロント・ミドルー銀入りビンテージ線、リアーLP向け撚線(クロス巻きプッシュバック)

インダクタンス(FMR):2.3/2.5/2.9(2.4/2.5/2.8)

キャパシタンス(FMR):120/101/130(135/122/129)

抵抗値(FMR):5.4/5.6/6.0(5.5/5.7/6.0)

インダクタンスを中心に作るのですが、2作は同じくらいになるように制作しています。キャパシタンスはワイヤ-で変わります。結果的に抵抗値はほぼ同じになっています。

今作の試奏動画がこちら。カスタムショップ(89年だったか)と弾き比べていますが、カスタムショップがアッシュボディーなのに対し、試奏ギターはアルダーなので、PU単体では少し高音よりだと思います。

https://youtu.be/29UqN1LQLzE

前作の動画がこちらです。

https://youtu.be/iPnh4tMCqZg

 

 

ほぼ同じレシピでもワイヤー種類を変えるなどで、狙った出音に寄せていきます。

リード線付きの写真も追加でアップしてみます。フロント・ミドルとリアで変えてあります。