トールGであとはお任せというオーダーを頂き、その前に制作した54的なPUをご覧いただいて、それよりもブライトでクリアなもの、とご要望頂きました。
2つのPUの仕様を比較してみます。
今回(前回)
磁石:アルニコ5(同左)
着磁:低磁力(同左ですが少し低め)
スタガード:トールG(同左)(3弦(D)は4弦より少し低め)
ワイヤー:フロント・ミドルーHFV42、リアーシングルFV(PE42)
リード線ホット:フロント・ミドルー銀入りビンテージ線、リアーLP向け撚線(クロス巻きプッシュバック)
インダクタンス(FMR):2.3/2.5/2.9(2.4/2.5/2.8)
キャパシタンス(FMR):120/101/130(135/122/129)
抵抗値(FMR):5.4/5.6/6.0(5.5/5.7/6.0)
インダクタンスを中心に作るのですが、2作は同じくらいになるように制作しています。キャパシタンスはワイヤ-で変わります。結果的に抵抗値はほぼ同じになっています。
今作の試奏動画がこちら。カスタムショップ(89年だったか)と弾き比べていますが、カスタムショップがアッシュボディーなのに対し、試奏ギターはアルダーなので、PU単体では少し高音よりだと思います。
前作の動画がこちらです。
ほぼ同じレシピでもワイヤー種類を変えるなどで、狙った出音に寄せていきます。
リード線付きの写真も追加でアップしてみます。フロント・ミドルとリアで変えてあります。