フェンダーのワイドレンジハムバッカーは、オリジナルはポールピースがCuNiFe磁石のネジが12本入っているもので、その後バーマグネットのアルニコ5になり、それから復刻版としてオリジナルと同じCuNiFe磁石のものに戻っています。
この中期のWRHBの巻きなおしのご要望です。
オリジナルはこちら。
中期版?がこちら。今回お預かりしたものです。
これら2つは構造から全く別物です。
中期版は、ギブソンタイプのハムバッカーと同じ構造で、ボビンの大きさもギブソンサイズ。フェンダーのWRHBはカバーサイズがギブソンよりも大きいので、周りが余るところを、詰め物(厚手のプラシート)で巻いて隙間を埋めています。
磁石もバータイプです(少し幅広です)。裏側にスチールプレートも入っていません。
磁石 ボビン スチールプレート インダクタンス DCR
オリジナル CuNiFeネジ 大 有 約5H 9K
中期 アルニコバー 小 無 約5H 9K
オリジナルに近づけるため、ボビンから作り直します。磁石も個人輸入したCuNiFeネジを使用です。