ナンバードPAFとの交換とのことでオーダー頂きましたゲイリームーア風ハムバッカーセットです。
写真は前作のPAF系カスタムバッカー風とほぼ変わらないですが、フロントのネジが下側になっています。
ミックスポジションでアウトオブフェイズになるようにしてありますので、クリーンだとフロント・リアとミックスの音量差はかなりあります。
歪ませたりコンプを強めにかけたりして、波形の上側をつぶすと、音量差はほとんどなくなります。ゲイリーはミックスとフロントを使い分けているので音量差はどうしていたのか?と思っていましたが、思ったより差はなかったのかもしれません。
ミックスだと、いわゆる鼻が詰まった音がしますね。
フロント・リアとも、上下ボビンに巻き数差をつけつつ、抜けのよい高音よりのレシピで制作しているので、動画の後ろの方で出てくるLPクラシックよりもローの出方が小さくなっています。出力が大きいほど低音よりになるのですが、ゲイリー風とクラシックのフロントのインダクタンス差はそれほどありません。レシピで音の高低を変えています。
ゲイリーに近づけるべく、コンプレッサーのサスティーンノブをマックスに、アンプのトーンつまみはバスとミドルはフルテン、トレブルは0に、リバーブもマックス掛けています。
ちょっとうまくなった気分がしました。
つかった材料はPAF系カスタムバッカー風とほとんど同じです。
ベースプレートだけブラスが切れたので洋白にしてあります。
こちらがその音源です。ゲイリーより中音寄りで暖かめな音なのがわかると思います。