ダンカンSH4の巻きなおしの続きですが、1回巻いたところ、ボビンが割れて左右端が浮き上がってしまいました。調べるとボビンのつばの下で割れが入っていました。
経年劣化で弱くなっていたところに、巻きなおしたワイヤーの荷重がかかって破断したものと思います。
一度巻いたワイヤーを外し、割れに接着剤を流し込んだあとに、紫外線硬化型接着剤を流して荷重分散する形状にしてから、再度巻きなおしました。巻き形状も荷重が減るようにしています。
若干の歪みは出ていますが、何とか補修できました。
最終的な計測値は10.3H/17.1KΩでした。生きていた側のボビンとインダクタンスを合わせた結果、抵抗値もほぼ同じとなりました(4.0H/8.5KΩ)。
出音はごく素直なつかいやすい感じです。人気があるのもうなづけます。
RugirPickupsでは同様の高出力モデルもオーダー承っております。
個人的には、HRくらいまでならアルニコ5で7Hくらいのものが扱いやすいと思います。また4芯はどうしても線が細くなるので、コイルタップを使いたい方以外は1芯メッシュシールドの方が音が良いと思います。
音源はこちらです。