Rugir Pickups’s blog

手巻きピックアップビルダーの制作解説などギター関連ブログ

サスティーンブロック制作 Rugir Pickups

スクワイヤーや少し古いフェンダーJAPANのトレモロのサスティーンブロックがしょぼくて交換したくなったことはありませんか?

トレモロのプレートの、6本ネジのセンターセンターの寸法は、56㎜、54㎜、52.5㎜、50㎜とあり、なかなかピッタリのものが探せなかったり高かったりしますね。

ブロックのネジと弦穴の幅が違っていたりするのもあり、ブロックだけ購入するのも寸法が合わないリスクがあります。

先日から使用しているOAKLANDは、材はとても良いのですが、トレモロの穴寸法が50㎜で、下はブロックではなく板を曲げただけという廉価版なので、重いやつに交換したいのですが、全然みつかりません。幅広を取り付けるにはブロック用にキャビティー穴を広げる必要もあり、工事が大変です。

そこでブロックを自分で作ってみることにしました。

まずテストとして、日本製ダイキャストブロックの重量アップをしてみました。

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銀色の部分が足したウェイトです。合計重量は225gとなりました。

材質は低融点金属あるいはホワイトメタルというもので、錫、鉛などの合金です。ガスレンジの熱で融けます。

ベースのブロックの周囲をアセテートテープで囲い、そこにガスレンジで溶かした金属を流し込みました。少し隅の方に流し込まれなかった部分がありますが、それは初トライのご愛敬で。冷えた後にディスクサンダーで削って整形しています。

冷えたら外れてしまうかと思っていたのですが、うまく付いています。次は本番としてOAKLANDのブロックを制作してみます。こちらは弦穴を開けなければいけないのでハードルが上がります。また外れ止めも何か考えることになります。