カスタムオーダー頂いてましたハムバッカーが完成しました。
フロントはPAF系で少し高出力、リアはブラウンサウンドというご希望でしたので、フロントはポッティングはほぼ無しで制作しました。
フロント:6.4H/9.5KΩ 合計12000ターンほど。UEW AWG42 使用。
リード線はベルデンオールドAWG30を3本束ねてつくりました。
高音域のクリアさを狙っています。キャパシタンス52pF。
リア:9H/13.5HΩ 合計13200ターン。 プレーンエナメルAWG43を使用。
リード線はメッシュシールド1芯です。キャパシタンス132pF。
音源はこちら。
フロントはクリーンあるいはウーマントーンがきれいに聞こえます。ポッティングの代わりにワニスを最外周から染み込ませています。
リアは蜜蝋ポッティングです。リアは最初AWG42で巻こうとしたのですがはみ出してしまったのでやり直しました。またポッティングの熱でボビンが変形したのでもう1度やり直しました。更に不明なところで断線したので下ボビンを、巻き直しました。3回も巻いているとさすがに慣れてきますね。急がば回れでした。
アルニコは普通の厚さのものをフロントに、極厚のもの(写真の左端)をリアに載せています。それでもポジションの関係でフロントの方が音が大きく聞こえますので、ちょうどよかったかと思います。特徴的なのは単音のサスティーンが長く、風が吹き渡るような揺れ感と一度消えそうになって戻ってくるところでしょうか?
リアは、歪ませるほどご機嫌なウェストコーストサウンドになります。タイトに刻むよりバーンと全弦かき鳴らしたほうがらしくなります。
まだアルニコ3.5及び極厚が残っているので、次にゼブラのセットとクローンカバーのセットを出品予定です。ご検討ください。