Rugir Pickups’s blog

手巻きピックアップビルダーの制作解説などギター関連ブログ

ギター改造その2 Rugir Pickups

前回はネックのリシェイプを中心にお届けしましたが今回はインレイ入れです。

シェルインレイに使う貝はいろいろな種類がありますが、ポピュラーなのはアワビとメキシコアワビ(アバロン)です。その他アコヤガイ、黒蝶貝などがありますが、厚さや平さによって取れるピースの大きさが決まってくるので、主に大きめのアワビになります。アバロンは色が派手で好きなのですが、あまり大きなピースが取れないので繋ぎ合わせるか、あるいは小さくワンスポットで使うかになります。

今回は12フレットのポジションマークにアバロンを、ヘッドのインレイにはアワビとアバロンを使ってみました。ヘッドはまだ制作途中のため、接着剤に埋まっています。あとで研ぎ出すと形が見えてきます。

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真ん中のマークはライオンです。以前制作したものです。周りに四角いアバロンをモザイク風に敷いています。

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アバロンは暗闇で青く光るので、サイドドットに使うと視認性があがるという効果があります。

インレイが完成したら次はネックのラッカー塗装をして、それからPUを制作すると大体完成が見えてきます。

今回のためにアバロンを平面がなるべくとれるように8つほどに切り分けたのですが、マスクをしても粉を吸い込みますね。

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