Rugir Pickups’s blog

手巻きピックアップビルダーの制作解説などギター関連ブログ

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ブログネタにもなりますので歓迎です。

 

ハムバッカーで片方のボビンが鳴らなくなった時

後ろのネジを外すとプレートが取れます。またボビンも磁石から外すことができます。

その状態で慎重にアセテートテープをはがすと、ワイヤーと配線をハンダしてあるところが出てきます。断線はここの可能性が高いです。ワイヤーの端の被覆をペーパーで慎重に向いて、予備ハンダをした上で、改めて配線にハンダ付けしてみてください。

それからテープを巻き戻して抵抗値を計測して導通があればOKです。その時にコールド線であったら、根元で切れたら復活できませんのでより慎重に作業ください。

 

シングルコイルでならなくなった時

根元で断線の可能性が一番高いですが、そうでない場合、ワイヤーがポールピースに擦れたり、あるいは錆びて切れたりしている可能性があります。テスターでポールピースとリード線の付け根の抵抗値を測って、導通があったらそこで漏電しています。残念ながらまき直しとなります。

 

ハーフトーンやミックスポジションで音が小さくなる時

フェイズになっている可能性があります。シングルならミドルのホットとコールドを付け替えると、ハムキャンセルではなくなりますが、音量は大きくなる可能性が高いです。ハムの場合はバックプレートを外して磁石の裏表をひっくり返すとなおる可能性が高いです。

 

極端にターン数を少なくしたら

出力が低下し音が高音寄りになります。リップスティックは1.2H程度でPE42で巻いてあり、磁石に直接巻き付けていることと相まって独特なキラキラ感のある音になっているそうです。それより低くすると、さすがに低出力過ぎるかと思います。

 

ハムのカバーにインレイを入れた理由

記事にも書いてありますが、カバー付きは出力が3割減&出音は中音よりになります。出力減を回避するにはカバーにスリットを入れる方法がありますが、スリットだと見た目が悪いので、目隠しにインレイを入れてみました。樹脂を流し込む方法もありこちらの方が簡単ですが、見た目的にはシェルインレイの方が綺麗なのでそうしてみました。

 

などなど。

ご質問お待ちしてます。