Rugir Pickups’s blog

手巻きピックアップビルダーの制作解説などギター関連ブログ

sshレイアウト Rugir Pickups

sshってどうなの? というご質問を頂きましたので、個人的な見解を。

ストラトを弾いていてもう少しパワーが欲しいと思うときがあります。

自分は、地元バンドでギタボの人が弾いているギブソンレスポールに対抗できるパワーのあるギター(でギブソン以外)を探して、最終的にPRSのCUSTOM22に行きつきました。その後テレキャスカスタムや、カスタムショップストラトで張り合っています。

普段ストラトの人も時にはハムの音が欲しいと思うときがあると思います。

そんな時にsshレイアウトは合っていると思います。

ハムとシングルでは出力差と音色の差があります。シングルだと出力は3H程度に対し、ハムはPAF系で4-5H,高出力だと8Hくらいになります。デシベル差はヘンリー差の二乗ですので、3x3=9倍(体感だと2倍強でしょうか)くらいになります。

シングルで最高7Hまで巻いたことがありますが、さすがにノイズが大きくなります。

ですのでバンドでやる曲に合わせて、リアにHBを載せておくのは全然ありだと思います。しかし曲の途中でシングルからハムに切り替えるなら、音量差が大きいと不自然になりますので、5H 程度のハムにして、PU高さ調整で音量差が大きくなり過ぎないようにするのが良いと思います。1曲全てHBで通すなら、あるいはブースター的に使うならもう少しパワーがあっても良いと思います。

ちなみにHBでの最高値は10H・20KのBloodyFingersです。さすがに音はでかいです。

自分の持っているジェフベックモデルは、リアがハムでミニスイッチでシングルとハムと切り替えができます。ご丁寧に、ハムのフロントシングルとリアシングルが切り替えられるように改造されてます。必要か??と思いました。

シャリシャリさんのギターはsshで、ssはRugir製に交換しましたところ、リアが物足りないとのお申し出でしたので、お金貯めて交換しましょうとお答えしておきました。めずらしいアッシュボディーでシースルーです。