Rugir Pickups’s blog

手巻きピックアップビルダーの制作解説などギター関連ブログ

巻きテンション Rugir Pickups

前の記事で、巻き方で音が変わるとコメント頂きましたがその通りです。

巻き方といっても複数の要素があります。

・テンション (強弱)(巻き速度)

・トラバース速度 (速遅)

・巻く場所の偏り 

・最終断面形状 (ストレート、山型、台形)

手巻きの場合、機械巻き手ガイドであっても人によって差が出ます。優劣ではなく出音に影響がでます。

オーダーメードの場合、揺れ大小、音域の高低、レンジの大小(タイト・ルーズ)、ノイズレベルとキャパシタンス を考慮して、巻き方を決めていきます。

テンションを高くすると、音はタイトな傾向になります。テンションは指との接触による摩擦係数と速さで変わります。手回しだと速さは遅いのでそれほど影響しません。

ウォームで温かい感じならテンション低め、張りのある感じなら高めにしています。

ポッティングの深さも影響するので、ウォームなら浅め、タイトなら深めにしています。