前の記事で、巻き方で音が変わるとコメント頂きましたがその通りです。
巻き方といっても複数の要素があります。
・テンション (強弱)(巻き速度)
・トラバース速度 (速遅)
・巻く場所の偏り
・最終断面形状 (ストレート、山型、台形)
手巻きの場合、機械巻き手ガイドであっても人によって差が出ます。優劣ではなく出音に影響がでます。
オーダーメードの場合、揺れ大小、音域の高低、レンジの大小(タイト・ルーズ)、ノイズレベルとキャパシタンス を考慮して、巻き方を決めていきます。
テンションを高くすると、音はタイトな傾向になります。テンションは指との接触による摩擦係数と速さで変わります。手回しだと速さは遅いのでそれほど影響しません。
ウォームで温かい感じならテンション低め、張りのある感じなら高めにしています。
ポッティングの深さも影響するので、ウォームなら浅め、タイトなら深めにしています。