Rugir Pickups’s blog

手巻きピックアップビルダーの制作解説などギター関連ブログ

鮎川さん的なHB音源、Rugir Pickups

鮎川誠さん的なものというオーダーで制作しました。

音で言ったら「バーン!」という感じです。分離感よりブーミーさを狙っています。

いつもより少しテンション緩めで巻いて、出音の芯の硬さを和らげるようなイメージです。キャパシタンスも多めで、フロントが140pFくらい、リアが120pFくらいです。キャパシタンス少な目で巻くと80-100pFくらい。

今回は巻き数優先でフロント5250ターン・リア5350ターン/ボビンで設定し、結果の出力はフロント5H/7.4KΩ、リア5.7H/8KΩくらいになっています。ワイヤーはPE42、リード線は1芯メッシュシールドで、磁石はアルニコ3の無方向性ラフキャストを使用しています。

カバーは金色のものをご提供いただいたのですが、ピッチが48.6mmでボビンがなかったので、ベークライトでネジ側だけ材から切り出して作っています。

ベークライトの方がプラの軽いものよりも響きがリッチ目な感じがします。

カーボンで作ることもありますがこちらはより振動が多くて高音よりになります。

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分離感強めだとこちら。

たまたまですがどちらもゴールドカバーです。

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