制作しておりました、テレキャスター用フロント・リアのセットです。
クォーターパウンド用磁石が手元にあったので、テレキャス用で制作してみました。
リアは出力高め、フロントはそれとバランスを取って出力高めにしてあります。
アルニコ5磁石、プレーンエナメルAWG43、クロスワイヤーリード線、少し落ち着いたタイト目の音を狙って、スキャッター度合いは少な目にしてあります。
ワックスフルポット。ハンダはいつものビンテージハンダです。ハンダはいつもギャレットオーディオさんで購入しています。Pb入り、銀入りでない、ヤニ入り、で適度な雑味があるようなものを選んでいます。
フロント:3.H/8.4KΩ/325pF、リア:7.2H/11.4KΩ/131pF という計測値です。
通常のテレは、フロント2.5-2.7H/リア4-5Hくらいで作っていますので、今回の物の出力が高いことがわかると思います。ちなみにダンカンのクォーターパウンドはリアで17Kくらいと、より出力が高いです。そこまで上げると使いづらいかなと思い、控えめにしてあります。フロントのカバーが振動してハウリングがきついのが、テレのフロントなので、発送時にワックスか何かで少し固めるつもりです。
これまた余談ですが、RugirPickupsの金属カバーHBは、ベースプレートとカバーの隙間にワックスを流し込んで振れ留めしてあります。
途中間違って、BD2のレベルを最大にしたおかげでハウっていますが、普通の操作ではそれほどハウリません(しかしリアよりハウリ易いです)。
またまた余談ですが、途中アンプの音が途切れたので、後ろを触って接触を直しています。マーシャルアンプで後ろにセンドリターン端子があるタイプは、アンプが熱を持つと端子のプラが温度で広がって接触が切れることがあります。
センドリターンをパッチケーブルでつないでしまうと改善することがあります。