制作しておりました、ローラー製のステープルタイプのアジャスタブル化と巻きなおしが完了しました。
高さ調整できるようにしたい ということと、ローラー製が出力が高くローが出すぎているのを改善したい というご要望で、次のような作業をしています。
1)アジャスタブル化
結局流用したのはカバーとボビンの上下プレート、磁石だけで、ボビンは分解してから木製コアを追加し(元は磁石でプレートを固定していたのですが、磁石をフリーで動かせるようにするためスペーサーが必要)、磁石が動けるように穴を微妙に拡幅・磁石には上下調整ネジが通るピースを追加設置・ネジ貫通穴追加しました。ネジも磁性を帯びないステンレス製で、頭の部分は削り込んで小さくしています(カバーにあける穴を小さくするため)。元のバネの径が太くピースに干渉したため、細い径のものに交換してあります。
2)巻きなおし
元は6.2H/8.8KΩでUEW42で巻いてあったものを、HFV42で巻きなおし、4.1H/7.5KΩにしています。リアが7.4KΩとのデータであったので、それに近くしました。
ポッティングは無し(オリジナルは有り)で、ワイヤーはリード線に直接絡めて信号がなるべくそのまま伝わるようにしています。
巻きなおし前の音がこちらになります。