Rugir Pickups’s blog

手巻きピックアップビルダーの制作解説などギター関連ブログ

コイル断線の多い場所 Rugir Pickups

テレキャスのリアの断線で多いのは、ポールピースが錆びて接触しているワイヤも錆びてしまうケースです。

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大体汗が入りやすい6弦側が多いです。写真のように上側から錆が下りています。

テレキャスリアのまき直しをオーダー頂きましたので、まずワイヤーを取り除き、錆びている部分をリューターで磨きます。それから防錆のためクリアラッカーを塗って、念のためマスキングテープでひと巻きしてからまき直しに入ります。

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完成形がこれです。レシピノートの上で作業するのでハンダの焼け跡がありますね。

6.4H、11K、11200ターンとご希望通りにハイパワーで轟轟鳴ります(^^。

まさしくLoa of wind(風が轟轟吹く)という感じです。Rugirの元となったLoaですね。

オープンタイプのピックアップで断線している場合、ポールピースが錆びていたらほとんどこのケースで、巻き直ししか復活の方法がありません。