制作していましたスクワイヤーQシリアルが先にできましたので音源をアップします。
こちらはキャビティーが通常の弁当箱より更に大きなドカベンですので、箱鳴りがかなりします。ホローボディー並みくらいです。
カスタム内容は次のようになっています。
・ピックアップ
フロント2.6H、ミドル2.7H、リア2.8H と低出力な’65モデルをイメージしたものです。フロントはポッティングを浅くして残響を多めにして、リードプレイに向くようにしています。ミドルは残響短め分離感多めで、カッティング主体に、リアは分離感多めにしつつ、出力が低い分高音よりの音になります。
フロントもリアも残響が長いので、歪ませつつの泣きのギターを聞かせることができるのではないでしょうか?
・内部配線 WEビンテージ単線を使っています。Vポット→ジャックはベルデン細い撚線を4本束ねています。これもどちらかと言えば高音寄りですね。
・ポット CTS 250KA×3
・セレクター ノーブランドですが機械式ー基盤式は割と壊れやすいので。
・コンデンサー PhilcoのWAXタイプ0.047μFです。レンジが広く柔らか目。
完成後の写真を撮り忘れたのですが、これにセレクターとポットへの配線が加わります。トーンポットのちょいと盛ったハンダが綺麗にできています。
PUのコールド線は3本そろえて半分くらいハンダに埋まるようにしています。ポット間の渡り配線(黄)は1本線で、途中を向いてセンターポットにハンダ付けしてあります。そこのコンデンサーの脚もハンダしてあります。なるべく熱を加えたくないですので。熱で内部のグリースが溶けると接触不良になります。分解してグリスを取り除くと復活します。(前に書いた記事をご参照ください)
今までプロのギタリストの方に2回要望を聞く機会があったのですが、どちらもフロントとミドルの音の差が欲しい、ミドルはカッティングで高音強め というご希望でした。プロは幅広いジャンルに対応するために出音もバリエーションが欲しいようですね。
オークションに出品しました。