ギブソンハムバッカーで伝統的に使われている1芯メッシュシールドワイヤーですが、市販されているのは中のインシュレーションがビニール系で、ある程度の耐熱性はあるのですが、ハンダごてを長時間当てたりすると溶けて、メッシュと芯線が触れて短絡したりすることがあります。
それで焼けるけど溶けないクロスワイヤーのメッシュシールドを探していたのですが、買っても外ればかりなので、自作してみました。
用意するのは、
・メッシュ線:入手性が悪いのですが、秋葉原の線材専門店で購入
・クロスワイヤー:ギャレットオーディオさんで購入
・Φ3㎜の竹ひご 予め必要な長さのところに印をつけてます。
メッシュ線の口を開いて、竹ひごを挿入していきます。挿入部分を持つと入りにくいのて、挿入している竹ひごの先の部分を持ちながら、ぐりぐりと回転させると入りやすいです。ただ油断すると竹ひごがメッシュを突き破ってしまいます。
必要な長さのところにきたらメッシュ線を切って、竹ひごをそのまま進行方向に抜き取ります。逆方向は抵抗があります。
穴ができているメッシュ線にクロスワイヤーを通します。穴に少し余裕があるくらいがちょうどよいです。
通し終わったら、メッシュシールドが少しぶかぶかしているので、真ん中あたりから端に向かってメッシュを押さえつつしごくようにしてフィットさせます。
上2本が完成したワイヤー、丸まっている平線が開く前のメッシュ線、あと竹ひごとクロスワイヤーです。見分けやすいようにクロスワイヤーは白と黒を使ってみました。