Rugir Pickups’s blog

手巻きピックアップビルダーの制作解説などギター関連ブログ

CuNiFe磁石ワイドレンジハムバッカー音源 Rugir Pickups

お待たせしました。音源です。サウンドハウスからいつものようにさっくりポットが届いたので交換しました。

バーンズの1MAをVポットに、CTSの500kAをトーンに使い、コンデンサーはスプラグの0.04μF・100V耐圧で枯れ目にしてあります。

配線はメインのVポットージャックがウェスタンエレクトリック撚線、あとは単線など使い分けています。

インダクタンスが3.4H、7.2KΩと、オリジナル仕様の4.5H、10.6Kより低くしてありますが、これは実物を計測すると、それくらいの値も出てくるので、プロトはそうしてみました。大きさはフェンダーHBサイズでギブソンよりも一回り以上大きいです。カバーはニッケルシルバーのメッキ無し、ベースプレートも同じくニッケルシルバーです。

磁石は12本ですべてにネジが切ってある、オリジナルと同じ仕様です。

磁石はCuNiFeです。このメーカーはアルニコ各種、FerCo、も作っていて、ギター用ということでねじ切りCuNiFeも製品カタログに載せており、磁力の諸元も記載してあるので、偽物ではないと思います。

https://youtu.be/ln9WBqzf_O0

オリジナルよりも高音よりで、鈴なりというか金属感が出ています。トーンを少し絞れば解消します。また、オリジナルよりもタイトでまとまった音で、シングルらしい とも言えるかと。残響感とハム感はオリジナルの方が強いですが、さすがに74年フェンダーUSAと、ノーブランドの新品ネックで比較するのはちょっとハンデがありすぎでしょう。ギブソンのハムバッカーとはかなり低音の出方が違います。
これはこれで良い感じなので、もう一つ4.5Hくらいのプロトを制作して比較してみます。ご購入希望の方は、artbrains1966@gmail.comまで。14000円+送料370円でお願いします。通常ラインのピックアップよりもかなり高いですが、送料・送金手数料・関税含めた磁石代が半分以上占めておりますので、ご理解くださればと思います。

現在2個申し込み頂いておりますので、残りは8個です。

プロトと同じレシピでも、フルオーダーでも同じ金額です。分離感増し/倍音感増し とも調整可能です。また、低音より・高音より も調整できます。