ワイドレンジの製作風景を撮ってみました。
巻き終わったボビントンベースプレート、リード線です。
アースを左右に寄り分けてありますが、ベースプレートの真ん中に穴が開いているのと、HBと違って磁石分の隙間がないので、アースは穴のすぐわきにハンダします。
ボビンは今回はベークライトで作っています。すいません 上とか書いてあります。
線の色は、上ボビンがホット赤コールド青、下ボビンがホット白コールド黒です。基本反対の色を組み合わせているのですが、緑の線がこの種類のものはなかったので青を使っています。なるべく高音がでるよう、端子線は無酸素銅よりも純度が高いものを使っています。
セットしたところです。まだ配線のハンダ付けはしていません。赤はホット、黒はコールド、青と白を結線してシリアルにします。
ハンダ付け終了です。プレートの穴に1芯メッシュを通した後に左右に振り分けてハンダ付けしているのがわかると思います。
端子線類はうまく折りたたんで膨らまないようにします。一番太い線は左右ボビンの間に差し込むのが定番です。特にホットはカバーにふれると漏電して音がでないので注意と保護が必要です。ちなみにCuNiFeネジが通るボビンの穴はタップで溝を切ってあります。
できあがりです。表目に結構傷がついています。
裏はこんな感じです。rugirのロゴと飾りで蔦を彫っています。文字が読める向きが上です。
レリックは不要ということで、前面だけ磨きました。
これはピカールを付けて布で磨いたもの。映っているオレンジのドライバーの柄に注目。
次にプラスティック用のコンパウンドで磨いています。
最後は超研磨仕上げ材です。
今回使った薬品がこちらです。
プラスティックの研磨仕上げの時は、400番、600番、800番、1000番、1500番、2000番、3000番、5000番、8000番、10000番をペーパーを掛けた後にピカール→コンパウンド→仕上げ研磨と行います、研磨と塗装は忍耐です。
オリジナル74年テレキャスカスタムと比較しています。74年の方が良い音ですが、材の良さと乾燥度合いが違います・・・。
今回は中音よりということで、普段は入れるスチールプレートは無しにしてあります。その分低音弦が強くでます。VOCかフェンダーだとまた違うのでしょうが。
現在AC15でグリーンバックx2発のアンプを狙っています。