制作しておりました、ダブルスクリューでシングル的な音のHBの音源となります。
フロントの上ボビンとリアの下ボビンがアルニコ磁石ネジになっていて、もう片方のボビンはワイヤーは巻いてありますがネジはダミーのステンレス製非磁性体です。
4芯のためリード線が混んでいて、PGの穴ぎりぎりとなってしまいました。
特にリアはスペースの53㎜ピッチのボビンを使ったのですが、フロントのボビンより微妙に大きく、キツキツサイズになりました。
最初に巻いて試奏したときは共鳴共振音が大きく、何が原因かと思ったのですが、ダミーボビン側はワイヤーの巻き数が2000ターンと少なく隙間があり、そのためにボビンが振動して余計な共振が起きたようです。周りにアセテートテープをぐるぐる巻き足して振動を抑えたら共振音は少なくなりました。
ノイズレベルは、弾き比べているストラトよりも小さく、レスポールよりも大きいといったところです。ダミーコイル側の巻き数をもっと増やせばノイズは減りますが、同時に高音も削られるので、シングルらしい音を残すのであれば、ほどほどのところで妥協する必要があります。今回はノイズ対策として、ボビン周りに銅箔巻き付けアース取り・4芯リード線はメッシュ線内に収める といった対策をしています。
フロント：2.9H/6.6K 6500＋2000ターン HFV42、リア：3.2H/7.7K 7500＋2000ターン PE42＋UEW0.1㎜ といったところです。
