Rugir Pickups’s blog

手巻きピックアップビルダーの制作解説などギター関連ブログ

L=N^2xAxμ ÷ h Rugir Pickups

インダクタンスはターン数の二乗とコイル面積と透磁率(磁力)に比例し、コイル高さに反比例します。

日本のサイトには載ってませんが海外サイトには普通に載っていますね。

この式には直流抵抗値はでてきません。

ターン数と抵抗値はほぼリニアな関係にあるので、同じ線径・同じボビンであれば、直流抵抗値が高い方が出力が高いとは言えます。傾向としては抵抗値が高い≒出力が高いとは言えますが、5-10Kくらいのレンジでは、他の要因の方が占める割合が大きいです。被覆を含めた線径はインダクタンスに影響します。細いワイヤーの方がターン数に比べてインダクタンスの増加が大きくなります。ですので、同じインダクタンスでも、ターン数はAWG42>AWG43、抵抗値は42<43となります。また出音は43の方が鋭く、42の方がレンジが広めになります。ボビンに巻ける物理的なターン数と狙う出力、出音によって、使う線径とターン数を組み合わせます。

Rugirでは2種類のワイヤーを使うのが一般的で、42のみとか43のみとか1種類の方が少ないです。あとは企業秘密ですね(笑)。