Rugir Pickups’s blog

手巻きピックアップビルダーの制作解説などギター関連ブログ

シールドケーブルを逆につなぐと Rugir Pickups

エレキギターは、かそけきピックアップで発電された電流が、リード線、ポット、シールドケーブルを通って、アンプリファイヤー(増幅器)で増幅して音がでる楽器ですね。何分元が小さいので途中のいろいろなものに影響されます。

シールドケーブルもその一つ。

それで、ギター・アンプ間のシールドケーブルを反対に繋ぎ変えると音が変わります。ちょっとですがわかる程度には。メーカーによってはギターにつなぐほうはこちら という表示があるものもあります。理由は、芯材である銅を細くする工程にあります。

銅線は太いものを徐々に細い穴に通して引っ張ることで細くしていきます。

その方向は一定ですので、細くなるにつれ、素材が潰れていくことになります。

それがシールドケーブルの方向性につながります。ついでに表面に微細な線状痕が残ることになります。オーディオの世界では線状痕を少なくしたスピーカーケーブルも使われますが、ギターでは他の影響ファクターが多いので、そこまでこだわらなくても良いとは思います。方向性は、シールドに印字しているメーカー名やモデル名の流れになります。確か。逆だったかな?

シールドケーブルは数本もっていますが、個人的な順位は、

1.モンスターケーブル SP1000 太いのが難点ですがタフで音が良い

2.Lavaケーブル自作 音が良くて素直

3.EX PRO FA こちらも問題なく音が良いがLaveの方が好き

0番として、PRSブランドですがVan Damme製が一番クリアでこれを使うとギターの音が一皮むけたようになります。0番なのは6mと長いのでスタジオでは使いにくいことです。短いほうが音は良いのですが、PRSは6mでもいい音です。

素材は千石電商かギャレットオーディオさんで切り売りを買っています。

自分はエフェクターを使うので、2m+2mと短めにしていますが、ライブに使うなら3mが良いと思います。

ちなみに1芯シールド、2芯シールドなどがありますが、好みで良いかと思います。

2芯シールドの場合、バランスにするか、アンバランスにするか、繋いだ側をギター側にするかアンプ側にするか、という悩みもでます。前の記事の「シールドケーブルのキャパシタンス」を考えると、載荷を避けるなら2芯シールドのアンバランスでアンプ側つなぎになりますが・・・。