ちょっとお休みしてましたが、ドットインレイを入れてフレットを打ちました。
まず溝切まで。フレットはジェシカーを使いました。
アバロンのドットは暗くても光るので見やすいです。
打っている途中
フレット打ちの解説で、曲げてから打つと良くありますが、その理由とどれくらい曲げるかについて書いてあるものは少ないようです。
フレットの真ん中を打つと、両端が反ります。そうするとフレット端が浮いてしまいますので、それを防止するために、曲げを指板Rよりきつくして、両端を先に打ち込んである程度固定し、それから真ん中を押さえていきます。大体中央部で1.5㎜くらい浮くように曲げています。端部はRがきつくなるので、端部は強めに、真ん中あたりは弱めに曲げています。両端を打ち込んだら、端から中央へ左右それぞれハンマーで打って溝に打ち込みます。
それでも最後両端が浮き気味になるので、フレットが少し折れるくらいに打って、端をきっちり打ち込みます。
一度打ち込んでも、押し返されてフレットが浮くところが出るので、再度打ち込みます。それでもフレット自身の高さの精度差、指板の不陸、打ち込み深さ、R形状で、かなり凸凹がでるので、3フレットづつ高さを削って調整して、最後に全体を均します。
その前に飛び出しているフレット端を切り取ってやすりでサイドをフラットに削り、端部を丸めます。24フレット×2の作業を繰り返す、地道な作業です。